りたの随想

有益なことは一切書きません

私がネットベンチャーを辞めた理由

私は現職の大手企業に入る前は、今をときめくネットベンチャー
務めていました。会社名は明かしませんが、街頭で「日本のメガベンチャーといえばどこ?」とアンケートをとった時に、確実に5位以内には入るであろう企業です。

在職中は本当に充実していた時期もありました。
「あ、俺、今成長してるわ」「世の中かえる!」と言わんばかりの
意識高い系の名を甘んじて頂戴していました。

ところが、私は下記の経過により、この会社を退職いたしました。

 

1、昇給がある時期から止まってしまった

 

入社してから5年ほどは順調そのものでした。
年収も入社時から300万円ほど最初の3年でアップしました。
ところがそれ以降は給与はビタ1も上がりませんでした。
理由は明快そのもの。
「貴方の価値が向上していないから」
本当に言われた通り、5年目までは経過した年月に比例してやれることが
増えてきていました。しかし、それ以降はほぼ同じようなレイヤーの
仕事を繰り返す日々でした。それを自分から抜本的にかえようともしませんでした。

 

2、下からの突き上げに敗北した

 

私はとある組織のリーダーを拝命していました。
その時の私の部下だった2つ下の後輩に身分を追われる形でリーダーの座を
降りることになりました。それを不服とも思っていません。
100人が100人「彼のほうが優秀だ」と答えるでしょう。

 

3、私はこの会社には必須ではない人材だと自覚した

 

そして私は別の部署で一つの小さな業務を担うことになりました。
正直に言って、この会社でこの業務を担うには、私の給与は高すぎます。
それはわかっていたけども、私は現状を打破するために施策を考え、
実行をすることはしませんでした。
思いつかなかった。というよりもそんな気にもならなかった。

そんな自分はこの会社にいるべきではないと思って退職をしました。

 

そして今

 

ネクストキャリアとして選んだのは、日本人のほとんどの人が知っている、
年功序列が色濃く残る、コネと寝技が大得意の超大手企業です。

正直、仕事は全然面白くありません。30そこそこの私には、その年齢に
ふさわしい業務が"上から降ってきます"。
その"降ってきた仕事"を期待通りこなし、少しだけ成果にお化粧をして
一個上の上司に提出するという、本気度60%のイージーモードです。

上司から直接お声掛けいただいた私の評価ですが、
「君みたいな優秀な部下を持てて心強い」とおっしゃってくれました。

こりゃ楽だ。なんとか順応できているらしい。

 

 

しかしなんだ。このむず痒い気持ちは。
仕事だけでは一日のエネルギーを消費しきれず、他の事に目を向けるばかりだ。

でも、それもまた良しだ、と思っている。

仕事ばかり一生懸命していたら、ブログを始めることも、投資の勉強を
することも無かった。
いい機会だと思って、サラリーマン以外の"私の二本目の柱"を立てることに
エネルギーを注いでみよう。