バックオフィスがヒカル氏炎上騒動を救えたはずだ
VAZ社におけるヒカル氏炎上騒動をウォッチしていて、
強く感じていることがあります。
VAZ社に優秀なリーガルオフィサーがいればヒカル氏を救えていた
彼は騒動の前より、ご自身の欠点について自認していらっしゃいました。
この個性があってこそ、クリエイターとして世間から注目を集めたのでしょう。この個性を否定してしまっては、世の中にインパクトを残すことはできません。
では、VAZ社の失敗の本質はなんだったのでしょうか。
それはヒカル氏を止める大人が社内にいなかったことでは無いでしょうか。
ゲーム機のプレゼント、お祭りクジの不正暴露など、リーガル面の危うさは
前兆として出ていたと思います。
際立って優秀では無くても、普通の法務経験者であれば、早期に察知できていたはずです。
またVAZ社だけではなく、防げたはずの騒動は企業に大きなダメージを与えました。
・AppBankの横領騒動
・DeNAのキュレーション騒動
これを教訓に先鋭的と自認しているベンチャー企業は、
コストをかけてでも早期にバックオフィスの充実を図るべきです。
バックオフィスがうまく機能するポイントは
- 責任者に社長を止められる権限を持たせること
- 多少企業の風土とは違った保守的な人材も登用すること
- 世間にリリースする企画は必ず社内でレビューをすること
この体制を早期に構築する事が事故を未然に防止する為に必要だと思います。